平成21年1月28日  ガラス細工のふくろう その2

 今週のふくろうの紹介です。今週は、先週に引き続いて「ガラス細工のふくろう」です。

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 一見、本当にふくろう?と思ってしまう顔立ちですが、れっきとした「ふくろう」です。少し横からのショットが可愛かったので、斜め撮りになっています。先週のふくろうと同じお店で買い求めました。

平成21年1月24日  休日に思ったこと

 外出しない土曜日の午前中は、テレビで「西部邁ゼミナール」と「週刊ニュース新書」を見るのが日課になっている。見ながら考えさせられることも多い。

 ふくろうは、政治のことには興味もないし、論じることも好まない。しかし、人として考えることは多い。特に「戦争」というものについては、考えてしまう。 

 「戦争とは、国と国の関係が、暴力によってしか解決できない場合に起こるもの」と社会科学の世界では言われて久しい。確かにそうであろう。話し合いで解決できないから暴力で解決するしかないという理屈は、理解できないことではない。 

 しかし、現代の「戦争」といわれるものを考えると、「虐殺」を「戦争」という言葉でごまかしてはいないかと思わざるを得ない。 

 まず、「空爆」。効率的に勝つために、まず空から攻撃して相手の戦力を叩き潰す。攻撃目標は一応、軍事施設とのことだが、爆弾を落とされるほとんどの場所は民間人の居住区のようである。先の大戦でも「空爆」は無差別攻撃であった。 

 そして次に地上部隊の投入。さんざん爆弾を落としておいて、相手の戦力が無くなったところに攻めていくのだから、占領するのは容易いであろう。ここでも民間人の犠牲者が必ず多数でている。 

 これって、「虐殺」以外の何であろうか?攻める方は効率的なのだろうが、人殺し以外の何をしているというのか? 

極めつけは、「自爆テロ」。人によっては先の戦争の特攻隊になぞらえる人もいるが、全く性格の違うものである。先の戦争の特攻隊は、すくなくとも、攻撃目標は敵の軍艦であって非戦闘員ではない。自分の国を攻めてくる軍隊に対して向かっていったのである。人を殺すということでは同じ点もあるが、特攻隊は丸腰の民間人を虐殺したのではない。しかるに、「自爆テロ」は、非戦闘員への「虐殺」行為とどう違うのか?

ふくろうは、「戦争論」について論じることを好まない。しかし、現代の「戦争」というものが、どれほど酷く非人間的なものであるかを、もっと真剣に受け止めてから、我が国は、国防にせよ安全保障にせよ、考える必要があると思えてならない。

「平和憲法」を持つ国の国民として、唯一の被爆国の国民として、日本人は世界に対して何ができるだろうか?

平成21年1月21日  ガラス細工のふくろう

今週のふくろうの紹介です。

今回は、ガラス細工のふくろうにしてみました。 昨年、成田山に行った時に買い求めたものです。そのお店は成田山への参道にありまして、中にガラス細工のふくろうがいっぱい置いてありました。思わず嬉しくなって、いくつか買ってしまったのですが、今回紹介したのはその中のひとつです。

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平成21年1月18日  ふくろう社労士の忙しい休日

昨日今日と結構忙しい土日を過ごしました。昨日の土曜日は人前で少しですがお話をし、今日は人のお話を聞いたり、軽い運動をしたりというように、外出続きだったのです。

昨日の土曜日は、渋谷の相馬塾という勉強会があるのですが、そこの開業セミナーなるもので開業体験談をお話しする機会をいただきました。ふくろうはたいした経験などないので、受講生の皆さんの前でお話をさせていただいて結構緊張いたしました。皆さん、社労士として独立開業を真剣に考えている方ばかりのようで、話し終わった後は質問の雨あられ・・・・・ その後の懇親会でも入れ替わり立ち替わりの質問攻めにびっくり・・・・・・ こちらも身が引き締まる思いでした。

今日は、「健康づくり講座」なるものに参加し、メタボ対策についてバッチリ教えていただきました。午前中は講演会と運動実技講座で、お昼は食生活改善の調理実習と試食会、午後は半年間の行動計画と目標設定というように、盛りだくさんの講習会でありました。 しかし、

お昼付きとは中々リッチ!

 ちなみに午後の行動計画書は、体重7キロ減、へそ廻りを5センチ減という大きな目標設定を置き、それに向けての運動計画と食事計画を立てました。帰ってきて思えば、これこそまさしく「机上の空論」だったのです。そうは言っても、やはり健康管理について自覚し、いつまでも健康でいようという前向きな行動は大切なことと思うしだいです。

平成21年1月17日  花瓶ふくろう

 今週のふくろうの紹介です。今回は、「花瓶ふくろう」にしてみました。

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 見た感じ「花瓶」なのか「壺」なのかよくわかりませんが、多分、花瓶だと思います。ちょうど中央部分にふくろうがおります。ちょっと風変わりな顔をしたふくろうですが、何となく珍しかったので、今回紹介させていただきました。

平成21年1月14日  戦艦三笠

 かつて日本連合艦隊の旗艦として活躍した戦艦三笠という軍艦がありました。日露戦争でバルト海からはるばるやってきたロシアのバルチック艦隊を完膚なきまでに壊滅させた日本海海戦は有名です。

 その戦艦三笠なのですが、石川県加賀市の時代劇テーマパーク「加賀百万石時代村」(休園中)の敷地内に実物大で復元されることになったそうです。高さ約50メートルのマストや司令塔などの内装を忠実に再現し、NHKが今年秋から23年秋にかけて放送予定のスペシャルドラマ「坂の上の雲」(司馬遼太郎原作)のロケにも使われるとのことです。

 ふくろうが卒業した小学校は「三笠小学校」という名前でした。京都府の舞鶴市にあるのですが、5年生と6年生の2年間、この小学校に通っておりました。平和憲法の元にある我が国で小学校の名前に戦艦の名前をとったとも思えませんが、そんな縁で、この記事が少し気になったわけです。

 加賀百万石時代村も、この三笠で盛り返してほしいと思う次第です。

平成21年1月12日  事務所模様替え

 この3連休の初日に新しいロッカーが届き、連休中は事務室の模様替えと書類整理でドタバタしておりました。

開業してまだ2年にもなりませんが、結構書類って貯まるものなのですね・・・・・

ロッカーを組み立て、書類を整理して処分する書類をシュレッダーにかけたり、あっという間に3連休が終わってしまいました。いい天気だったのに・・・・・

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 今週のふくろうの紹介です。前回の紹介がお正月休みで
少し遅れたため、すぐに新しいふくろう紹介になりました。
 今回は、ふくろうのカレンダーです。

 このカレンダー、よく下の方を見ると、「ふくろう美術館」
と書かれているのが確認できると思います。
 そうです。このカレンダーは、岡山に住んでいた時に
お世話になったふくろう美術館の方がわざわざ送って
くださったものなのです。

 ふくろう美術館では、約3,500羽のふくろうがお客様
をお待ちしているとのことです。
 ふくろう美術館のHPには下からどうぞ。

http://www.2960museum.com/

平成21年1月6日  忙しい年初め

 昨日、今日と新年の挨拶回りに忙しい。昨年に比べ挨拶に回る相手が増えていることは、本当に喜ばしいことだと思う。
 今年も良い一年でありますように。
 ふくろう人事サポートも頑張っていきたいと思っております。

平成21年1月4日  重箱ふくろう

 新年、明けましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。今年も、ふくろう人事サポートをよろしくお願いいたします。
 さて、新年早々ですが、今週のふくろうの紹介です。今回は、新年らしく、おせち料理の入っている「重箱ふくろう」にしてみました。

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 重箱の中心をご覧ください。枝にふくろうがとまっています。重箱の中身は当然、おせち料理ですが、正月におせちを食べ過ぎて、少しメタボ数値が上昇してしまったようです。

平成20年12月30日  今年一年お世話になりました。

いつも「ふくろうのつぶやき」のページにご訪問いただき、ありがとうございます。今年一年、本当にお世話になりました。あらためてお礼申し上げます。

お陰さまをもちまして、「ふくろうのつぶやき」も今年は150話を超える記事の掲載がでました。また、年の途中から始めました「今週のふくろうの紹介」もご好評いただいておりますようで、記事掲載の励みになっております。

ふくろう人事サポートのホームページも、少しずつですがメジャーになってきたようで、訪問してくださる方が毎月千人を超す勢いです。来年はさらなる発展を目指したいと思います。

新しい年におきましても、ふくろう人事サポートをよろしくお願いいたします。

皆様、良い新年をお迎えください。

平成20年12月27日  不況の中で

 昨日の日本経済新聞に載っていた記事なのですが、ある会社の求人票に誤解を受ける記載があり、厚生労働省が県労働局に指導し、問題部分を削除させたとのことです。

 問題の箇所は、雇用形態を説明した部分で、「正社員以外 期間社員(労働組合は加入対象となりません)」と記載されていたカッコ書きの部分でした。

 分かる人が見れば、この会社の労働組合は期間雇用者を組合員に入れていない意味と理解できますが、大抵の人は、労働組合に入っている人は雇用されないと考えてしまうでしょうね。この不況時ですから、誤解する人の方が多いと思います。

 しかし、本来こんな記載が無いように指導する立場にあるのがハローワークです。会社側の話ですと、協議のうえハローワーク側の配慮でこの記載を決めたとのことですが、本当でしょうか?

 ふくろうならずとも、カッコ書きの記載こそが配慮を欠いたものと感じた人は多いと思います。この大不況の中、人の心まで恐慌になってしまうのではないかと心配になります。

平成20年12月25日  かなかなふくろう

 今週のふくろうの紹介です。今回は、木製のふくろうにしてみました。確か記憶によると、谷中にある「カナカナ」という名前のお店で買ったはずなので、「かなかなふくろう」と命名しました。

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 ちょっと今までとは感じの違う風変わりなふくろうです。

平成20年12月22日  派遣労働者の権利について

 ここ数回のふくろうのつぶやきでは、「内定」「雇止め」「整理解雇」と書いてきましたが、今、大きな社会問題となっているのは、派遣労働者の派遣契約解除の問題です。今回は、派遣契約の途中解除について考えてみたいと思います。

 派遣労働者が、事実上、雇用の調整弁になっているという現実は否定できませんが、派遣契約といえども、簡単に解除できるものではありません。いくつかの制限があります。

 期間満了にともなう契約解除については、問題はありませんが、派遣社員の国籍、信条、性別、社会的身分、正統な労働組合活動を行ったことの有無などを理由として派遣先企業が派遣契約を解除することは禁止されています。

 これ以外の理由、例えば派遣先企業の都合によって契約期間満了前に派遣契約を解除する場合には、派遣先企業は派遣元企業の合意を得るとともに、相当の猶予期間をおいてあらかじめ派遣元企業に解除の申し入れを行う必要があります。

 そして、関連会社などで派遣社員が働けるよう手配するなど、派遣社員が新たに働ける機会を提供できるようよう努力しなければなりません。

 派遣社員の新たな就業機会を確保できない場合には、契約の解除を行う予定日の30日以上前に解除の予告を行わなければいけません。予告を行わずに解除する場合には、派遣先企業は派遣元企業に対して、派遣社員が30日実際に働いた場合の賃金に相当する金額の損害賠償を支払わなければなりません。

 なお、解除を行って、その理由を派遣元企業から問われた場合には、派遣先企業はその理由を明らかにしなければなりません。

 このように、派遣労働者の権利もある程度は守られているのですが、正社員と呼ばれる労働者に比べると、確かにその権利の保護の面では大きな課題があります。

 

平成20年12月20日  整理解雇について

 大企業による経営悪化を理由とする労働者の解雇に関するニュースが絶えません。これらは一般に「整理解雇」と呼ばれています。ふくろうのつぶやきも、「内定」「雇止め」と書いてきましたが、今回は、「整理解雇」について考えてみたいと思います。

 会社の経営の悪化が理由の場合の解雇は、労働者には何の落ち度もないのに、経営者の一方的な都合による解雇ということになります。これを「整理解雇」といい、会社側に厳しい条件が課されるのが普通です。

 一般に、「整理解雇の4要件」といわれるものがあります。

 ① 人員整理の必要性があること

 ② 解雇回避の努力をしたこと

 ③ 整理解雇対象者の人選に合理性があること

 ④ 手続が妥当であること

 この4つの要件をクリアすることが使用者側に求められます。

 ①の人員整理の必要性については、人員削減をしなければ経営を維持できないという相当程度の経営上の必要性が認められなければなりません。

 ②の解雇回避の努力については、人員整理は最終手段であることが求められます。役員報酬の削減、新規採用の抑制、希望退職者の募集、配置転換、出向等により、解雇回避のための相当な経営努力がなされ、それでもなお事態が改善されないため、最後に人員整理という客観的にやむを得ないと判断される必要があります。

 ③の整理解雇者選定の合理性については、人選基準が合理的で、具体的人選も合理的かつ公平でなければならないということです。

 ④の整理手続の妥当性については、事前の説明、協議、納得を得るための手順を踏まなければいけないというものです。手続の妥当性は非常に重視され、しっかりとした手順を踏まないと、他の要件を満たしても無効とされるケースもあります。

 このように、整理解雇には、使用者側に相当厳しい要件が課されているのですが、今回の一連の大企業による整理解雇につきましても、これらの要件が満たされているのか否かが、大きな課題になるはずです。

平成20年12月18日  ちりめんふくろう

 今週のふくろうの紹介です。今週は、少し癒し系の「ちりめん」でできているふくろうにしてみました。

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 近くの雑貨屋さんで買い求めたものですが、少し眠たげな眼差しで、お腹にハートのマークの入っているおとぼけふくろうです。

平成20年12月16日  「雇止め」について

 世界的大恐慌が猛威を奮っています。大企業においても人員整理の波が多くの労働者を呑みこんでしまい、会社からの一方的な解雇、「雇止め」が後を絶ちません。

 この「雇止め」について考えてみたいと思います。

 「雇止め」とは、契約期間を定めて雇用している者に対し、期間満了時に契約更新しないことをいいます。本来、このような契約の労働者の雇止めは簡単には認められません。「期間を決めて契約をしているのだから、期間満了のときに更新するか雇止めをするかは使用者の自由」と思われがちですが、実はこれは危険な考え方なのです。
 民法上は、契約期間が到来すれば契約の効力は当然に終了するという考え方もあることから誤解されがちですが、事業主が一方的に「雇止め」を行ってしまうと大変な問題になります。

 その理由は、労働者に圧倒的に不利な状況になるからに他なりません。期間を定めておいて、必要な時期は更新を続け、不要になったときに契約を更新しないとなると、労働者の安定した生活が脅かされてしまうからです。安易に雇止を行うことは危険なことなのです。

 
判例を基に労働者の生活を守るための考え方が示されていますが、それは、「反復更新された労働契約関係は、実質的には期間の定めのない契約と変わりがなく、雇止めの意思表示は『解雇』と実質的に同一であり、解雇に関する労働基準法等の法規則が類推適用されるべきである」というものです。
 解雇に関する法規則とは、「客観的に合理的な理由が必要である」とか「社会通念上相当である」と認められない以上、解雇権を濫用したものであるとの解釈になるわけです。さらに、この理論は先を進み、実質的に期間のない契約と同等であった場合、更新の回数や通算期間、雇用の継続に対する期待感などの要素も加えるケースが増えてきています。

 
一方、「雇止め」ができる場合としては、以下のものがあります。
①その労働契約が臨時的なものであり、業務が終了した場合は契約も終了する旨を
 お互い認
識している場合
②契約締結あるいは次回の更新時期にきちんと内容を見直すことなどをきちんと説明
 すること
によって、その契約が繰り返されたとしても、業務がなくなれば契約期間は
 満了となり、契約
の主旨からも終了するということをはっきりさせている場合
 長期に雇用が継続するような意思表示によって継続雇用の期待感が大きくなり、雇止めによって解雇権の濫用とされることが多いことからも、労使間で契約内容をはっきりさせる必要があるのです。

 
雇止めを行った労働者から争いの申し立てがあった場合は、地位保全、地位確認の訴訟等、法的な措置に出られることが予想されます。こうなってしまった場合、会社が被る時間、費用等、これに投入する労力は計り知れません。

 「雇止め」とは、そういうものだということを肝に銘じておく必要があるのです。

平成20年12月14日  相次ぐ内定取り消し

 景気の減退は予想をはるかに上回っている。大企業による相次ぐ大量解雇、新卒者の内定取り消し、日本の経済は恐慌状態になっていることは明らかである。

 企業による相次ぐ内定取り消しなど、オイルショック以来のことであり、つい最近までは考えもつかなったことであろう。

 この「内定」とはどんな意味があるのだろうか?

 採用内定の取り消しの問題でのポイントは、「採用内定者は労働者なのか学生なのか」という点である。現在の日本では、学生に内定通知書を出し、それに対して誓約書が提出されたことをもって採用が内定したとされ、「

始期付解約権留保付労働契約

」が成立すると考えられている。具体的には、内定によって「その企業の社員であるという地位を認めている」というのが判例なのである。

 つまり、学生が卒業できないとか、私傷病により勤務できない状態になったとか、特別の理由がない限り、労働契約として成立しているわけである。

 もっとも、内定取り消しが訴訟になることはめったにない。これは、学生にしても入社前からゴタゴタしたような会社に入ってもろくなことがないため、和解金で決着することが多いことによると考えられる。

 和解金としては、1年の年収+慰謝料というところが相場のようであるが、企業の規模等によってばらつきが出てくるであろう。

 とにかく、大変な状況であることには違いない。国は早急な雇用対策を進める必要があるが、新卒時につまづいてもそれが学生のハンディにならないよう企業側も配慮し、また新卒優先という企業の採用方法についても再検討する必要があるだろう。

平成20年12月11日  マグカップふくろう

 今週のふくろうの紹介です。今週はシンプルにマグカップふくろうにしてみました。

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 このふくろうは、我が家にふくろう収集の趣味があることを知った知り合いの方からのいただきものです。中々愛きょうのある顔をしたふくろうです。

平成20年12月9日  労働基準法の改正に思う

 12月5日に改正労働基準法が成立したが、あまり話題にはならなかったようだ。そんな法改正は知らないという人が多いのではないだろうか。

 時間外労働の割増率の変更が大きな改正点だが、有給休暇が時間単位でとれるようになったことも大きな改正点である。

 この改正、あまり話題にならなかったのは、多分、この改正による実質的な影響が少ないことによるのかも知れない。時間外労働について見れば、法律遵守の企業は大企業を別にして厳格になされている企業は少ないという実情があるのだろう。また、年次有給休暇についても、大企業は法律で時間単位でとれない不便さは感じていただろうが、中小零細企業にすれば、時間単位でとれようがとれまいが、そんなことはどうでもいいのかもしれない。

 昨年のホワイトカラーイグゼンプションのときの取り上げ方とは大きな違いがある。この法改正が、長時間労働の問題にどう影響してくるかは、結果を見なければ分からないだろう。

 時代は、長時間労働問題もさることながら、雇用確保や雇用環境の課題へと大きくシフトしている。法改正が労働を取り巻く環境の変化に対応しきれていない現状が見え隠れする。多分、我々が思っている以上に時代は大きく動いているのだろう。

平成20年12月6日  改正労働基準法成立

 昨日の12月5日に、改正労働基準法が成立しました。これにより月60時間を超える残業時間の割増賃金率が50%以上に引き上げられます。この改正は長時間の残業を減らすのが狙いで、2010年4月に施行されます。もっとも、中小企業は一部適応除外となっていますが。

 これにより、月45時間までの残業の割増率は25%、月45時間超から60時間までの割増率は労使協議で割増率が決定され、月60時間超は50%以上の割増率が義務づけられたわけです。

 これまでも、時間外手当を巡る労働問題は後を絶ちませんでしたが、この改正により、多くの企業で今まで以上に労働時間の改善に取り組むことになるでしょう。

 ふくろうは、この改正は労働問題解決に向けて一つ進んだものと考えたいと思います。これが呼び水となって、企業の安全配慮義務、整理解雇の4要件、ホワイトカラーイグゼンプションその他各課題が十分に議論され、労働関係法の発展につながってくれればと思っております。

平成20年12月4日  ポシェットふくろう

 今週のふくろうの紹介です。今週は、少し可愛いポシェットのふくろうにしてみました。

 つい最近まで空港が閉鎖されたとかで大問題になっていたタイ国が故郷のふくろうです。

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 ちょっととぼけた感じのヒョウヒョウとしたふくろうですが、足の部分は詰め物が入っていて、立体感のあるポシェットです。家の近くのお店で買い求めました。ちょっとおじさんぽい顔をしております。

平成20年12月2日  二酸化炭素はどこに消えるのか?

 大気を持つ地球型三惑星といえば、「地球、金星、火星」ですが、この三つの惑星の大きな違いは大気中の炭酸ガスの量です。金星と大気はごく薄いのですが火星は、九割以上の比率です。それに対して地球だけが大気中にわずか0.03%しか含まれていません。

 この違いは、植物が存在するかしないかの違いによるものです。植物の光合成により炭酸ガスが分解されて酸素は放出され炭素は生体内に固定されたことによります。

 最近よく言われる植物燃料は、元々自然界にあるものを植物が吸収した炭素を燃やすことから発生する二酸化炭素は、再度植物が吸収するという、一種のサイクルから自然にやさしいとか言われているようですが、どんなものでしょうか?ふくろうには、二酸化炭素を排出することに関しては石油燃料と何が違うのか理解できませんが。

 それはさて置き、人間が燃やして炭酸ガスを発生させても、植物がそれを吸収して固定するというメカニズムが、地球を生物が生きていける星にしているのは確かです。

 地球とは、何とすばらしい環境と姿をした星だろうと思ってしまいますね。

平成20年11月29日  中小企業総合展

 松戸商工会議所の自由部会で「中小企業総合展視察」を企画してくださったので、ふくろうも、お客様になっていただけるのは中小企業の社長さんが大多数ということもあり、営業のターゲットとなるべき中小企業の実態を調査すべく、参加することにいたしました。

 会場は東京ビックサイトでして、全国から表彰されたり注目されたりしている中小企業がブースに出展しており、盛大な中で執り行われておりました。調査すべき点は、出展している企業がなぜ成長したのか?ということなのですが、展示してあるパネルだけではそれを読み取ることは難しいので、結局は聞くことになります。千差万別、お客様のニーズは本当にいろんなところにあるのですね。大企業の展示とは違い地味なイメージの展示会でしたが、日本の底力を垣間見たような気がしました。

 視察の後、松戸の五香にて他の参加者の方々との意見交換会も行い、本当に勉強になる1日でした。

平成20年11月27日  学者ふくろう

 今週のふくろうの紹介です。今週は、常に書物を携えて読書に励んでいる「学者ふくろう」にしました。なかなか頭の良さそうなふくろうですね。

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 このふくろうは、日本初の海上空港として名高い長崎空港にて求めたものです。国際色豊かな博学な感じがします。

平成20年11月24日  人工的進化の罪

 先日、「ニワトリが先か、卵が先か」を論じる時に、進化論的に説明するという条件の元に、勝手に結論を出しましたが、進化というものには、自然によるものと人工的に製造されたものというように、大きく分けて二種類のものがあります。

自然による進化につきましては、まだまだ研究も途中段階かと思いますが、人工的に製造されたもの、人工的進化についは、我々の生活の中に多くの生き物がおります

まず、「キンギョ」、これ祖先は「フナ」です。ふくろうは、「平和な罪もないフナを、あの幻怪で不自然なキンギョに変えてしまい鑑賞に供するなんて人間のわがままだ!」とモラリストのように怒る気にはなれませんが、人間の傲慢さが作り出した生き物には違いないと思います。人工的に製造された生き物は、我々の生活の周りのあちこちに現れていることは確かです。

その最たるものは「サラブレッド」でしょうか?競走馬として名高い品種ですが、これこそがスピードのみを抽出した人工動物で「品種改良の極致」といえます。これ以上に美しく走る動物を人類は作出できないでしょう。それくらい、サラブレッドは人為淘汰の粋をつくした走行機械といえるのです

サラブレッドを野生に帰したらどうなるでしょうか?

多分、数日と生きられないでしょう。というより、必ず厩に帰ってきます。厩でないと生きていけないからです。もし猛獣に出会ったら、襲われるまでもなく、出会っただけで気絶してしまうことは間違いありません。まさに「全身に神経が露出しているような」動物なのです。

人工的に製造された生物、彼らの中には人間がいなければ生きていけない種が相当数あります。人間の罪深さを感じずにはいられません。ふくろうは、人類は自分たちが作った悪の十字架として、いつまでも彼らを背負い込んでいかなければならないのだと思ってしまいます。

平成20年11月21日  メキシコ産ふくろう?

 今週のふくろうの紹介です。今週は茶色っぽいふくろうにしてみました。少しずんぐりムックリしております。

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 少しとぼけた感じのするふくろうですが、どうもメキシコ産らしいのです。材質は陶器なるか木なのか触っただけではわからないのですが、ツルツメした手触りのいいふくろうです。

平成20年11月18日  ニワトリが先か、卵が先か

 どちらが先か判断しかねる時に、「ニワトリが先か、卵が先か」ということがあります。どっちが先でもいいようなものですが、議論していると時間が経つのを忘れてしまいそうですね。

 実はこの議論、「進化論的」に説明すると以外にあっけなく結着がついてしまうのです。

 つまり、「まず、ニワトリは鳥類でしょ? 鳥は爬虫類から進化したものでしょう? 爬虫類は卵生でしょ? 爬虫類が卵を生むから鳥も卵を産むのです。従って、進化論的には卵が先なのです」

 ほんまかいな?

 つまり、ある爬虫類が生んだ卵が孵ったら一羽の鳥が生まれたということがあったはずです。その卵が鳥類の先祖になったとしたら、卵の方が先だ、ということなのです。

 分かったような分からないような話ですね。

 我々にとって大切なのは、 「ニワトリが先か、卵が先か」というような抽象的なことば遊びに騙されずに考えることです。まず前提条件を置いた上で考え、そこから結論を導き出して検証し、前提条件を変えてまた結論を導き出して再度検証する。それを繰り返しながら正しい答えを導くことこそが大切なのだと思う次第です。

平成20年11月16日  金婚式

 家内の両親が、今年めでたく金婚式を迎えることになりました。めでたい!ということで、一族郎党あまた集まりましてお祝いをすることになりました。

 お住いは長崎市なのですが、若い頃、壱岐に赴任していたことがあり、思い出の地である壱岐でお祝いの宴を執り行うこととなり、ふくろう夫婦も壱岐に行ってまいりました。

 50年の歳月は、人生の3分の2近くを占める長い年つきです。一昨年、ふくろうの両親も金婚式を迎え、北茨城の旅館を貸し切ってお祝いをしましたが、今回も人生の重さを感じずにはいられませんでした。

 ふくろう夫婦もこの先輩夫婦達のように、いつまでも元気で仲良く、円満な家庭を夫婦で築き上げていきたいと思っております。

平成20年11月14日  爪楊枝入れふくろう

今週のふくろうの紹介です。

今週は、「爪楊枝入れふくろう」にしました。木工細工のふくろうでありまして、形よく爪楊枝が収まっております。これも北海道展で求めたものです。

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我が家の食卓にあって、いつも心を和ましてくれる、食卓には欠かせないものとなっております。中々可愛げのあるふくろうなので、ご紹介しました。

平成20年11月12日  「唄浄瑠璃狂言」を見て

 ふくろうは、伝統芸能については全くと言っていいほど知識がありません。しかし、家内はその道に少し詳しく、家内の友人の中には伝統芸能の道に進んでいる方もいらっしゃいます。
 そんな縁で、時々公演のお誘いなどをいただき、足を運んだりしております。

 今日は、「唄浄瑠璃狂言 綾描恋糸染」の公演を家内と見に行きました。湯島のお客様の所を出て、夕方に家内と合流し両国へと出発。
 この分野、伝統芸能といっても新しいジャンルのもので、歌舞伎の手法を使った新作芝居として「唄浄瑠璃狂言」と命名されたとのことですが、ふくろうも見るまではどんなものか分かりませんでした。簡単に言うと、「お芝居+長唄+三味線+尺八」で成り立っておりまして、芝居の要所要所で唄と邦楽の演奏が入り、お芝居を盛り上げるものでした。

 正味1時間半くらいの時間でしたが、時間を忘れるくらいのめり込んで見入ってしまいました。新しいジャンルとはいえ、お芝居も唄も邦楽も一流品で、中々見ごたえ聞きごたえのあるものでして、時には日本の伝統芸能を堪能するのもよいものだと思いながら、楽しい時間を過ごすことができたふくろうでありました。

平成20年11月10日  社労士試験の合格発表から

先週の金曜日に今年の社会保険労務士試験の合格発表がありました。合格基準を見てみると、今年の傾向として、選択式が難しかったのに対し択一式は近年になく合格基準が高かったようです。全体としては、合格率7.5%はなかなか厳しい数字ですね。

合格者の皆さん、おめでとうございます。

平成20年11月7日  七宝ふくろう

 今週のふくろうの紹介です。

 今週は、「七宝焼ふくろう」にしました。北海道展に出展していた「アトリエ√3」で買い求めまたものです。

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 オルゴールになっておりまして、紐を引っ張ると「虹の彼方に」が鳴ります。中々可愛いふくろうです。

平成20年11月4日  秋の味覚サンマ

今は秋真っ盛りといった感じですが、皆さんは「秋」というと何をイメージされますか?

ふくろうは、真っ先に「サンマ」を思い浮かべます。サンマは、漢字で「秋刀魚」という字が当てられているように、秋の味覚を代表する魚です。サンマという名前の由来は「狭真名」(さまな)であると言われていますが、「峡」とは「」細長い」という意味で、この魚の体が細長いことからつけられたのだろうと言われています。

「サンマが出るとあんまが引っ込む」という諺があります。これは、秋のサンマの栄養価が高く、元気が出てくるので、あんまにかかる必要がなくなる、という意味だそうです。確かに秋のサンマは、脂が乗っていて、またビタミンAやB12が多く含まれている栄養価の高い魚です。栄養もさることながら、やはりサンマの塩焼きの美味しさはたまりませんね。

そのサンマですが、一説によると、栄養不足から将来、体が短くなることを予想している学者もいるようです。サンマ好きのふくろうとしては、この秋の味覚はこれからも守っていってほしいと思います。

平成20年11月1日  癒しのカフェ

松戸商工会議所では、新しく創業される方のための「創業塾」なるものを開催しております。ふくろうは、遅ればせながら、この「創業塾」なるものを受講しました。

その講義の中で、新規創業例として、流山市のカフェが紹介されていたのですが、とても気になったので、視察も兼ねて、行ってみることにしました。

 Café ANTIGUA という名称で、流山市にあります。松戸からですと、まず馬橋駅に行きます。そこで流山電鉄なるレトロなローカル線に乗り換え、いざ、流山へ。

 馬橋駅で出発寸前だったのですが、駅員さんが「切符は中で買っていいですからすぐ乗ってください」と言われたので、切符は乗ってから買いました。 ちなみに、流山電鉄は「SUICA」は使えません。

 ところで、その切符の懐かしいこと・・・・・・・

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確か四十年ほど前に国鉄でこんな切符を社内で切ってもらった記憶があります。こんな時代を感じる切符をもらい、感慨にふけっておりました。

 さて、流山の駅から十五分程歩いて目的地に到着。

 想像した通り、昔ながらの民家を改装した感じの中々風情のあるカフェです。異空間に足を踏み入れた感じがしました。このカフェは、気がねなくおしゃべりしながら、のんびりと過ごせる雰囲気のところです。ゆっくりとくつろげる空間を満喫させていただきました。

流山02.jpg

 中々情緒あるお庭です。皆さんも一度行かれてはいかがですか?

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