内部統制は、サンドイッチ型リスク・マネジメントの第3の要素です。
内部統制については、2006年の会社法の内容に則り、企業会計審査内部統制部会が次のように定義しています。
内部統制は、基本的に、企業の4つの目的の達成のために企業内のすべての者によって遂行されるプロセスであり、6つの基本的要素から構成されます。
(1)4つの目的
①業務の有効性及び効率性
②財務報告の信頼性
③事業活動に関わる法令の遵守
④資産の保全
(2)6つの基本的要素
①統制環境
②リスクの評価と対応
③統制活動
④情報と伝達
⑤モニタリング
⑥ITへの対応
内部統制は、経営者と労働者との間における仕組みのことです。その点で、株主と経営者との間における仕組みであるコーポレート・ガバナンスとは異なる概念になります。
内部統制を行う上で大切なことは、
①社内規程の整備(就業規則、文書規程、組織規程、営業秘密規程、旅費規程等)
②社内規程教育(従業員への周知、徹底等)
③モニタリング(常に見直しし、改善を図っていく)
の3つと言えます。 せっかく構築した内部統制が陳腐化しないよう、常にメンテナンスを行うとともに、ブラッシュアップしていくことが必要になります。
社会保険労務士業務のメイン業務である「労務管理」は、内部統制の一機能になります。労務管理の中でも最近問題となっている「メンタルヘルスへの取り組み方」につきまして、講演会を行う機会がありました。そのときの新聞の記事をご紹介させていただきます。
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